観劇感想など

舞台観劇、ライブその他もろもろの感想を書き綴るブログです。

ミュージカル『刀剣乱舞』~結びの響、始まりの音~ を観てきた話。

めっちゃ泣いた。

 

 

 

 

 

さてやっと観劇感想なんですよね。1年越しの更新とは……。ブログ向いてないとひしひし感じる。

 

それはひとまず置いといて、ミュージカル『刀剣乱舞』~結びの響、始まりの音~大千秋楽おめでとうございます。

 

 

観てきた人みんなが泣く。絶対泣く。って言ってたからそんなに??ってちょっと疑心暗鬼で観てたんですけど、泣きました。

いや本当にあんなに泣くとは思ってなかったんですけど。

 

 

幕末天狼伝に続いて、幕末を描いた今作は土方歳三を中心に描かれていて、武士の時代、刀の時代の終焉、まさに結びだったのかなぁなんて。

 

刀剣乱舞っていろんなメディアミックスがありますけど、きっと軸に置かれているのが「物語」で、どの作品でも「物語」を中心に描かれていると思っているのですが、今回巴形薙刀が出てきたことによってまた新しい考え方とか解釈ができるなぁと個人的にすごく考えてしまいました。

 

「ものがたりなきも、またものがたりなり」

 

ないものは作っていけばいいのだという巴形さんの考え方好きです。

と同時に時間遡行軍に対する考え方も変わってきますね。

 

物語を持つ者。物語を持たない者。

 

その違いってなんなんでしょうね。

きっと誰しもが物語をもっているはずなのだけど、それが語られたか否かってことがポイントなのかなぁ。

歴史に名を残した人物は語り継がれてきたから、物語があって。

名が残らなかった人たちは語られず、名もなき者として扱われる?

本当は名だってあったけど、語られず忘れられてしまったのかなぁなんて。

 

語られなかった名もなき刀が時間遡行軍になっているのかもしれないって巴さんが言ってたの、すごくしっくりきてしまいました。刀の時代と呼ばれていた時に使われていた刀たちの成れの果て……?

 

 

今もなお歴史は形作られているけど、数百年後、数千年後、語られているのはごく一部の人たちのみ。きっと私たちも忘れられて名もなき存在になるのかなぁとしみじみ。

 

 

あと、歴史になるのって政治の近くにあった人たちなんですよねって改めて実感しました。そうか、語られる歴史はいつだって国の中心、政治に関わることなんだって。

 

 

 

 

 

今回の刀ミュのもうひとつのポイントって「主の死」とどう向き合うかっていうことでもあったと思うのですが、陸奥守のあの達観したというか、冷静というのか、あの態度についてはこれから掘り下げるのかなぁ。今回は和泉守が中心で、新撰組の刀たちが悩んでいたように感じたけど、きっとむっちゃんだって悩まなかったわけじゃないだろうし。今回はストーリーの都合で多くは語られなかったのかな。

 

 

 

 

 

思わず考察というかなんというかみたいなこと書いてしまいました。ここから先は超オタク的感想語彙力少なめでお送りします。

 

 

 

まず兼さん。男前度増した???ハードボイルド感でたよね!活撃の兼さんみがちょっと入ってきた感じかな?でも若干抜けてるところは相変わらずでかわいかったですね。

 

そして堀川くん。キャス変はあったものの特に違和感もなくスッと入ってきました。当たり前なんですけどお歌が上手。伸びがすごかった。あとより原作に近いかなとも。

 

長曾根さん。いい男だよねぇ。どっしり構えてわちゃわちゃ軍団を支える感じ?兼さんにめっちゃ信頼されてるところがまた良きかな。

 

安定。安定(あんてい)の安定(やすさだ)。見てて安心できるなぁと。前回の出陣を経て成長したんだねって感じで部隊のみんなを支えつつ、気配り上手なかんじでした。

 

むっちゃん。土佐弁すごいですね。いや私も土佐弁ぜんぜんわからないから、あれが正しいのか判断はできないのだけど、でも使いこなしてる感はすごかった。こちらも活撃のむっちゃんに近いのかなとも思いました。冷静だし、兼さんがいったように「いつも正しい」。むっちゃんが抱える物語については多くは語られなかったけど、それを乗り越えてきたむっちゃん。って感じがすごくしました。らぁて!

 

巴形さん。みんな「巴さん」って呼ぶんですね!薙刀の扱いがすごく綺麗であの衣装であれだけ動けるのすごいなぁって思いました。動きも繊細というか洗練されている感じが素晴らしかった。個人的に、和泉守と長曾根さんが元主の死について話している夜の、岩陰でちょこんって座ってるところがすごく好き。

 

 

刀剣男士たちはもちろんとってもかっこよかったんですけど、今回の刀ミュ、なによりも土方さんがかっこよかった。ほんと、良い人なんですよね。あれは惚れる。

命の使い道を探している。近藤さんも沖田くんもいなくなって、それからどうするか。逃げも隠れもせず戦い続ける姿勢は本当にかっこいい。

 

あと榎本さん!最初歌いだしたとき某夢の国のパレード始まったかと思った。ていうかフランス語堪能なんですね。中の人もすごいや。2部見てても思ったけど歌うまい。すごい。

 

この2人のシーンでボロボロ泣いてしまいました。次の時代に必要とされる者、そして戦いと刀の時代を自らの命で終わらせようとする者。しんどい。

 

 

ベストオブしんどいは、むっちゃんが土方さんを撃つところですが、会場で観劇したときは2バル or1バル下手側で、土方さんの表情までは見えなかったんですよね。

今回、千秋楽はライビュだったんですが、あの時の土方さんの表情見たら余計に泣けてしまいました。笑ってるんだもん。わかってたんだなぁと思ってしまう……。

史実通りに土方さんの命を終わらせるにはむっちゃんがなくてはならなかったのだと思うと余計にしんどい。

 

 

 

 

 

あと毎回思うのが、舞台セットどんどん工夫されてきてますよね。変形型の階段だけではなくて回転もするんですか!?ってなりました。

それと大砲ね。最初見た時音にびっくりしすぎてヒュッてなった。ヒュッて。どんどん進化していく、新しいものを見せてくれることは幸せですね。

 

 

1部最後で新撰組の刀たちはみんな修行に行くんですけど、これが終わりじゃなくて始まりなんですよね。歌詞が「これは序章」っていってるんですよ。まだ序章なんですか!?って思っちゃうけど、極になって終わるわけではないということですよね。想像が膨らむ……!

 

とまあ1部はこんな感じでしょうか。ほんとタイトル通りに結びであり、始まりでもあったわけで。今後の展開が気になりすぎるやつです。

 

 

 

そんでもって2部ですね。いや今回1部でかなりお腹いっぱいになるんですけど、2部もあるんですよ、デザートまでついてくる感じ?しかもかなりの量の。

 

それぞれのソロダンスから始まる2部、まず巴さんの腰つきのエロさに撃ち抜かれ、曲かっこよすぎるな????ってなり。あと巴さんと堀川かな?「Kissing!」ってサビ前に歌ってるの。それでうおおってなりました。曲調は嵐のシリアス系の曲っぽいなって思いました。多分ハモリの音がそんな感じ。そのあとの2曲目はポップでかわいい感じでイェーイってやりたくなるやつ。

 

安定、むっちゃん、長曾根さんの3人の曲はあの、あれ、漢!みたいな感じ?(どんな感じだ)

 

堀川のソロも歌のうまさが引き立ってて最高だったんですけど、個人的にツボすぎたのが、兼さんと巴さんのデュエットでして。全私が泣いた。

ジャズ調の曲大好きなんですけど、ツボ&ツボすぎて開いた口が塞がらなかったです。まじ卍。そしてダンスもいいんじゃあ~~~(突然のノブ)

 

脱ぐときの曲が獣道だったのにもテンションあがりっぱなしでしたね。あの曲ほんとかっこいい。

 

あと歴史上の人物組の曲もあって!疾走感がよかった!!

 

 

最後通常衣装で歌ってた曲は1部に入れる予定だったのだろうかとも思ったけどどうなんでしょう?出陣の時用の曲だったのかなぁとも思ったりも。でも幕末天狼伝の時もユメひとつは2部の最後だったか……。

 

なにはともあれ通常衣装で歌うときの曲は絶対歌詞にカタカナとか英語入ってないのは徹底されてるなぁといつも思います。(多分そうだと思うんだけど違ったらごめんなさい)

 

 

 

 

全体を通して1つのエンターテイメントとしてできあがっていて本当に素晴らしい時間を過ごせました。

 

 

 

 

秋には加州の単騎出陣、冬には真剣乱舞祭とまだまだ盛りだくさんですね。

まずは無事に阿津賀志山公演が成功することを祈りつつ、チケット戦争に勝てるように加持祈祷でもして待とうと思います。

 

 

全体的に文章力も語彙力もなくてまとまりきってませんがこの辺で……。

もう少し更新の頻度あげられるようにがんばります。